集音器の雑音について家族で確認する様子

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集音器

集音器の雑音が気になる原因と対策|雑音カット機能の選び方も解説

「集音器を使うと雑音まで大きく聞こえる」
「ザーザー音やピーという音が気になる」
「雑音カット機能つきなら本当に聞きやすいの?」

集音器を検討している人が不安に感じやすいのが、雑音の問題です。

集音器は、周囲の音をマイクで拾って大きくする音響機器です。そのため、聞きたい声だけでなく、生活音や環境音まで大きく感じることがあります。

ただし、雑音が気になる原因はひとつではありません。音量の上げすぎ、装着のズレ、マイクの位置、使う場所、製品の性能、聞こえの状態など、いくつかの要因が重なっていることがあります。

この記事では、集音器の雑音が気になる原因と対策、雑音カット機能つき集音器を選ぶときのポイントをわかりやすく解説します。

集音器で雑音が気になりやすい理由

集音器で雑音が気になりやすい理由を示すイメージ
集音器で雑音が気になりやすい理由

集音器で雑音が気になりやすい理由は、基本的に周囲の音をまとめて拾う仕組みだからです。

集音器は、会話だけを選んで大きくするというより、マイクに入った音を大きくする仕組みの商品が多くあります。そのため、静かな部屋では便利でも、音が多い場所では使いにくく感じることがあります。

たとえば、次のような音が気になる場合があります。

  • エアコンや換気扇の音
  • 食器が当たる音
  • 紙や袋がこすれる音
  • 車や電車の音
  • 人混みのざわざわした音
  • テレビの音と家族の声が混ざる音

日本聴覚医学会の一般向けQ&Aでも、ポケット型補聴器の例として、衣擦れの音が雑音になる場合があることに触れています。これは補聴器の説明ですが、マイクが周囲の音を拾う機器では、使い方や位置によって不要な音が入りやすいことを理解する助けになります。

雑音の原因1:周囲の生活音も大きくなる

集音器で生活音も大きく聞こえるイメージ
周囲の生活音も大きくなる

集音器の雑音で多いのが、生活音まで大きく聞こえるケースです。

本人は「家族の声を聞きたい」と思っていても、集音器は食器の音、椅子を引く音、エアコンの音なども拾います。

特に食卓や台所では、細かい生活音が多くなります。音量を上げるほど、聞きたい声以外の音も大きくなりやすいです。

対策

  • まず静かな部屋で試す
  • テレビや換気扇を消して使ってみる
  • 話す人に近い位置で使う
  • 音量を上げすぎない
  • 雑音が多い場所では無理に使わない

集音器は、どこでも同じように使えるとは限りません。最初は静かな環境で、短時間から試すとよいでしょう。

雑音の原因2:音量を上げすぎている

集音器の音量を調整するイメージ
音量を上げすぎている

聞こえにくいからといって音量を上げすぎると、雑音も大きくなります。

音量を上げれば会話も大きくなりますが、同時に周囲の音も大きくなります。結果として「音は大きいのに、言葉は聞き取りにくい」という状態になることがあります。

対策

  • 最初は小さい音量から始める
  • 少しずつ音量を上げる
  • 不快に感じたらすぐ下げる
  • 長時間つけっぱなしにしない
  • 音量を上げても聞き取れない場合は専門相談を考える

音量を上げても言葉が聞き取りにくい場合、集音器が本人の聞こえに合っていない可能性があります。

雑音の原因3:装着が合っていない

集音器のイヤーピースを合わせるイメージ
装着が合っていない

耳に入れるタイプや耳かけ型では、装着が合っていないと雑音や違和感が出ることがあります。

イヤーピースのサイズが合っていない、耳にしっかり入っていない、マイクの向きが合っていないと、音がこもったり、外の音が入りすぎたりします。

対策

  • イヤーピースのサイズを変える
  • 左右を間違えていないか確認する
  • 説明書どおりに装着する
  • メガネやマスクと干渉していないか確認する
  • 耳に痛みが出る場合は無理に使わない

高齢者向けに選ぶ場合は、イヤーピースのサイズが複数ある商品や、装着しやすい形状を選ぶと安心です。

雑音の原因4:ハウリングが起きている

集音器のハウリングを確認するイメージ
ハウリングが起きている

集音器で「ピー」という高い音が鳴る場合、ハウリングが起きている可能性があります。

ハウリングは、スピーカーから出た音をマイクが拾い、それが再び増幅されることで起こります。音量が大きすぎる、耳への装着が甘い、イヤーピースが合っていない場合に起きやすくなります。

対策

  • 音量を下げる
  • 耳にしっかり装着する
  • イヤーピースのサイズを変える
  • マイクとスピーカーを近づけすぎない
  • ハウリング抑制機能がある商品を選ぶ

頻繁にハウリングする場合は、商品が本人に合っていない可能性もあります。

雑音の原因5:使う場所が合っていない

集音器を使う場所によって聞こえ方が変わるイメージ
使う場所が合っていない

集音器は、静かな部屋と人混みでは聞こえ方が変わります。

人が多い場所、車通りの多い場所、テレビの音と会話が重なる場所では、聞きたい声だけを聞き取るのが難しくなることがあります。

使いやすい場面

  • 静かなリビング
  • 家族との1対1の会話
  • テレビを見るとき
  • 少人数の会話

使いにくい場面

  • 駅や商業施設
  • 飲食店
  • 大人数の会話
  • 車通りの多い屋外
  • テレビと会話が同時にある場面

「どこでも聞き取りやすくなる」と期待しすぎず、使いやすい場面を選ぶことが大切です。

雑音カット機能つき集音器とは

雑音カット機能つき集音器を確認するイメージ
雑音カット機能つき集音器

集音器の中には、雑音カット、ノイズ抑制、ノイズキャンセリング、会話強調などをうたう商品があります。

これらの機能は、周囲の音を抑えたり、聞きたい音を聞き取りやすくしたりする目的で搭載されています。

ただし、機能名だけで判断するのは注意が必要です。

同じ「雑音カット」と書かれていても、実際にどのような音をどの程度抑えるのかは商品によって違います。また、雑音を完全になくせるわけではありません。

確認したいポイント

  • 雑音カットの対象が説明されているか
  • 会話を聞き取りやすくする機能があるか
  • ハウリング抑制があるか
  • 音量調整が細かくできるか
  • 返品やお試しができるか
  • 口コミで雑音に関する評価がどうか

雑音カット機能は便利ですが、万能ではありません。実際に使って合うか確認できる商品を選ぶことが大切です。

ノイズキャンセリングと集音器の違い

ノイズキャンセリングと集音器の違いを比較するイメージ
ノイズキャンセリングと集音器の違い

ノイズキャンセリングという言葉は、イヤホンやヘッドホンでもよく使われます。

一般的なノイズキャンセリングは、周囲の騒音を抑えて音楽や音声を聞きやすくする機能です。一方、集音器は周囲の音を拾って大きくする機器です。

つまり、目的が少し違います。

  • ノイズキャンセリング: 周囲の騒音を減らす
  • 集音器: 周囲の音を拾って大きくする
  • 雑音カットつき集音器: 拾った音の中で不要な音を抑えようとする

「ノイズキャンセリング」と書かれているからといって、会話だけがはっきり聞こえるとは限りません。購入前には、どのような場面に向いた機能なのかを確認しましょう。

高齢者向けに雑音が少ない集音器を選ぶポイント

高齢者向けに雑音が少ない集音器を選ぶイメージ
高齢者向けの雑音が少ない集音器

高齢者向けに集音器を選ぶ場合は、雑音対策だけでなく、操作性も重要です。

雑音カット機能があっても、本人が音量調整できなければ使いにくくなります。ボタンが小さい、モード切り替えが複雑、充電が難しい商品は、結局使われなくなることがあります。

確認したいポイントは次の通りです。

  • 音量調整が簡単
  • ボタンが大きい
  • イヤーピースのサイズが選べる
  • ハウリング抑制がある
  • 雑音カット機能がある
  • 充電しやすい
  • 返品やお試しができる
  • 家族がサポートしやすい

高齢の親に買う場合は、本人が実際に使えるかを重視しましょう。

雑音がひどいときは補聴器相談も検討する

集音器の雑音がひどいときに専門家へ相談するイメージ
雑音がひどいときの専門相談

集音器を使っても雑音ばかり気になる、音量を上げても言葉が聞き取れない、会話が聞き取りにくい状態が続く場合は、補聴器相談も検討しましょう。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、近年の補聴器には利得調整、最大出力制限、音質調整などが備わっており、不快な雑音や音の響きを防ぐ仕組みもあると説明しています。

また、日本聴覚医学会の一般向けQ&Aでは、補聴器は使う人の聴力に合わせて選び調整するものだと説明されています。

聞こえにくさが続いている場合や、日常会話に支障がある場合は、集音器だけで判断せず、耳鼻咽喉科や補聴器相談医に相談しましょう。

まとめ:集音器の雑音は原因を分けて対策する

集音器で雑音が気になる原因は、周囲の生活音、音量の上げすぎ、装着のズレ、ハウリング、使う場所、製品の性能などさまざまです。

まずは、静かな環境で小さい音量から試し、装着やイヤーピースのサイズを確認しましょう。雑音カット機能やハウリング抑制機能がある商品を選ぶことも大切です。

ただし、雑音カット機能があっても、雑音を完全になくせるわけではありません。

音量を上げても言葉が聞き取りにくい、日常会話に支障がある、聞こえにくさが続いている場合は、集音器だけで判断せず、耳鼻咽喉科や補聴器の専門家に相談しましょう。

よくある質問

Q. 集音器は雑音が多いですか?

集音器は周囲の音を拾って大きくするため、生活音や環境音も大きく感じることがあります。使う場所、音量、装着状態、製品の機能によって雑音の感じ方は変わります。

Q. 雑音カット機能つきなら安心ですか?

雑音カット機能は役立つ場合がありますが、雑音を完全になくせるわけではありません。どのような音を抑える機能なのか、返品やお試しができるかを確認しましょう。

Q. 集音器のピーという音は何ですか?

ピーという音はハウリングの可能性があります。音量を下げる、装着を確認する、イヤーピースのサイズを変えるなどで改善することがあります。

Q. 高齢者には雑音カット機能つき集音器がよいですか?

候補になります。ただし、機能が多すぎると操作が難しくなることもあります。雑音対策だけでなく、音量調整のしやすさ、充電のしやすさ、装着のしやすさも確認しましょう。

Q. 集音器を使っても会話が聞き取れない場合はどうすればよいですか?

音量を上げ続けるのではなく、耳鼻咽喉科や補聴器相談を検討しましょう。本人の聞こえの状態に集音器が合っていない可能性があります。

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